中井竹山,十八世紀日本儒學學者
本書是對其《詩經》學及禮學思想之研究
本書是對其《詩經》學及禮學思想之研究
學界在論述近世日本的經世思想時,經常提起中井竹山及其經世論著《草茅危言》。然而,極少論及竹山其他的著作、特別是以稿本存世的論著,並以此探究他的思想內容。本書利用竹山的經學著作、尤其是《詩斷》《禮斷》等稿本,來探索他的《詩經》學及禮學思想。並且,比較其與履軒思想的異同。更進一步,將竹山以對抗徂徠學及崎門學者為基礎而建立一己之學的思想,置於懷德堂及其周圍知識網絡的脈絡中來探討其意義。
近世日本の経世論を捉える時よく中井竹山とその『草茅危言』を引き合いに出される。しかし、竹山の他の著述、特に稿本として残されたものを取り上げてその思想を正面から捉える研究は低調である。本書は竹山の経学著作なかでも『詩断』『礼断』といった稿本を取り上げて、その『詩経』学と礼学の思想に迫る。また、弟の履軒の説と比較してその異同を考える。さらに、徂徠学や崎門派への批判をベースに諸学を相対化しながら自己の学を創り出していった竹山の思想を、懐徳堂とその周辺の知的ネットワークに置いて捉える。