近年來,近代日本哲學相關的研究雖然逐漸受到海外學界關注,多數研究仍侷限在特定視野之下,將這些成果互相對照,綜合檢視的研究並不充分。為了突破這樣的現況,本書網羅東亞各國的研究者,以「東亞」為視點,探討近代日本哲學的歷史、現狀,及其所代表的意義,嘗試以較宏觀的視野來看近代日本哲學研究這個課題。本書共分兩部,第一部「以東亞的角度看日本近代哲學」,收錄了三篇以上述觀點探討近代日本哲學的論文。第二部「東亞哲學與日本哲學」則收錄了五篇論文,分別探討近代日本哲學家井筒俊彥、和辻哲郎、山内得立等人的思想特徵及其意義與東洋哲學,如佛教、儒學思想之間的關聯。
近年、近代日本哲学に関しては、海外においても大きな関心をもたれるようになったが、多くの場合、ある限定された視野のなかで研究が進められ、また、その成果を突きあわせて検討し議論することは、これまで必ずしも十分になされてこなかった。そのような状況を打ち破るために、本書では、「東アジア」という視点を設定し、東アジアのさまざまの国の研究者が参加して、近代日本哲学の歴史や現状、それがもつ意義、さらにはその課題を広い視点から考察することを試みた。第一部「東アジアという視点から見た日本近代哲学」では、そのような観点から書かれた論文三点を収めた。それとともに、第二部「東洋哲学と日本哲学」においては、井筒俊彦や和辻哲郎、山内得立など、近代日本の個々の哲学者の思想の特徴や意義を、東洋哲学、たとえば仏教や儒学思想との関わりに目を向けて考察した論考五点を収めた。